①指輪

これはホステスだけに限らず広く一般女性にも言える事なのですが、もらって困るプレゼントに指輪があります。
将来を誓い合った間柄なら大変喜ばしいプレゼントなのですが、ただのホステスと顧客と言う間柄ではこのプレゼントは重いです。

特にペアの指輪を贈られるとゾッとしますよね。
婚約している関係でない限り、指輪は避けた方が良いです。
また指輪を贈られる場面をお店のスタッフや他のホステスが目撃したら「あの二人は絶対できてる」と瞬く間に噂になってしまいます。

プレゼントをもらう側のホステスはその内容まで注文つける事が出来ません。
やはり顧客側が気を遣って、NGプレゼントを贈らない配慮が必要です。
それが出来ない顧客からはどんどん心が離れていくかもしれませんね。
たかがプレゼントではありますが、プレゼントの内容には贈り主の感性や人間性、どれくらい常識をわきまえているかがストレートに出ます。

③おそろい・ペアのもの

お揃いのマグカップやシャツ、キーホルダーなどペアものも避けた方が良いプレゼントです。
ホステスと顧客は所詮それだけの関係。
配偶者や恋人とならペアものを使う事が出来るかもしれませんが、顧客とホステスの関係でペアものは重いです。

またホステスの中には、例え恋人からのプレゼントでもペア物を使うのに抵抗のある方もいます。
そのためペアで揃えたプレゼントは避けるのが基本です。

贈った側としては「やった！」と達成感を覚えるかもしれませんが、貰った側は気味悪がってゴミ箱行き確定。
お金を払ってプレゼントを渡すなら、悪い事は言いません、他の物にしましょう。

④自分が好きな趣味のグッズなど

「俺さ、安室奈美恵の大大大ファンなんだよ。ぜひベストアルバム聴いて欲しい」そういわれてCDをプレゼントされたらどうでしょうか？
ホステスがそのアーティストのファンであれば「私も安室ちゃん大好き。このCD欲しかったんだ」と感激してくれるかもしれませんね。
でも興味のないアーティストだったら？せっかく手に入れたCDがゴミになってしまうかもしれません。

顧客の趣味は趣味で大事です。
でもその趣味がホステスに共感されるかどうかは分かりません。
「俺、隕石を集めているんだ。君は特別だからね。レアもの隕石をあげるよ」と言われても、隕石の価値や面白さが分からないホステスにはただの石ころです。

このように顧客の趣味や思い入れのあるグッズをプレゼントされても、多くの場合困惑されるのがオチです。
もしどうしても趣味の品物をプレゼントしたいのなら、同じ趣味がある事を確認して事前に一言言っておく方が良いですよ。

ホステスへのプレゼントには、贈り主のセンスや価値観、金銭感覚、ホステスへの想いなど様々な物が内包されています。
だからこそ、相手が本当に喜んでくれる物をプレゼントしてあげたいですよね。そのためには独りよがりな商品や品物を渡さない事です。